投資ファンド

「投資ファンド」とは大口の投資家から集めた資金を運用し、その運用益を投資家に分配する事を目的とした投資のプロの集団を指します。株式等の運用で利益を得ようとするもので知られているのは投資信託とヘッジファンドでしょう。投資信託は小口でも投資できるので一般にもなじまれていますが、集められた資金は膨大な額になり、それをファンドが運用する訳です。ヘッジファンドは投資信託よりハイリスク・ハイリターンの運用をすることで知られ、その動向は一時は一国家の経済をも左右する場合さえありました。1997年のいわゆる「アジア通貨危機」はヘッジファンドの集中的な投資行動によって引き起こされたと言っても過言ではありません。利益の為なら他国の経済が打撃を受ける事を意に介さない行動は、強い批判を浴びました。
 一方、業績不振の企業を買収した後に経営に関与して企業価値を高めて売却するファンドも近年注目されています。このタイプのファンドは日本では知られていませんでしたが、1999年に米系ファンドのリップルウッド・ホールディングスが、経営破綻した旧日本長期信用銀行を買収し、注目度が一気に高まりました。
 政府が出資する「政府系ファンド」も近年急増しています。大規模な投資による影響と、政治的意図を持った投資行動が問題視される事もあります。石油を原資とした、産油国のものが活発です。

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